ストレスフルな現代におすすめなOracle Linux on OCI
この記事はOracle Cloud Infrastructure #2 Advent Calendar 2020 17日目の記事になります。
OCIjpを支えたかった技術というタイトルでなにか書こうと思ったんですが、何も思いつかなかったので好きなOSについて書きます。
はじめに
万年厨二病なので好きなLinuxディストリを選ぶとOracle Unbreakable Linuxになります。(名前の影響がでかい)
今は残念なことにUnbreakableという厨二要素が名前から取っ払われてOracle Linuxという名前です。
寂しい思いをしていたら、カーネルの名前にはまだUnbreakableが含まれている(Unbreakable Enterprise Kernel)ことを知ってほっこりしました。
Oracle Linux is 何?
最近終了してしまうという話題で持ちきりのCentOSみたいな位置づけのRHEL互換ディストリ。
個人的に一番大きな違いはKspliceというゼロダウンタイムアップデート機能。
Linuxだしそんなに再起動しなくね?と思うかもしれないけれど、ゼロリブートではなくゼロダウンタイムなので、サービスなんかも対象。
たとえばopensslにパッチ当てるときにサービス止めなくていいとかとても嬉しくない?
昔別会社にいたときにopensslの緊急性の高いパッチが来て、会社が運営している全サービスへの影響調査とか點せられたので個人的にはめっちゃ嬉しいです。
あとLBの下にぶら下げているサーバー群を端から再起動かけて回るのとか、個人的には割と苦痛なのでそれ気にしなくていいのも大きい。
そんな個人的推し機能であるKspliceは、プレミアサポートに入ってれば利用可能。
RHELより安価とはいえ、まぁまぁの金額がかかるのでCentOSからの移行と考えるとビミョーな気持ちになりますよね?
Oracle Cloud InfrastructureならKspliceが無料で使える!
OCIならOracle Linux Premier Supportが無償で付いてる!激アツ!
https://www.oracle.com/jp/linux/
Oracle Cloud Infrastructureサブスクリプションには、Oracle Linux Premier Supportが無償で付属しています。
更にもっとアツいのは、OCI上であれば、パッチ当ての作業自体を勝手にやってくれるOracle Autonomous Linuxが使えるってあたりですね。
パッチ当ての作業自体は緊張感はあるけど時間はそこまで大きくかからない(構成による)作業だと思う。
だけど、パッチをスピーディーに当てるためには、常に情報を収集しとかないとならないのはなかなかに苦痛でめんどい。
超緊急なパッチが来たときなんかは、何が何でも当てなきゃならないので実働分ぐらいの苦労しかないけど、
緊急性がビミョーなパッチなんかが来ると、当てる日をいつにするかで営業と揉めたりとかしてだいぶストレスが溜まってました。
Oracle Linux on OCI であれば、無料で!自動的に!しかもダウンタイム無しで!パッチを当ててくれるので心労がだいぶ減ると思います。
個人的にチョーおすすめなのでぜひ使ってみていただきたいです。
今はエンジニアしてないけど、またエンジニアするなら自分の運営するサービスはOracle Linux on OCIで使いたいですね!
おまえ is 誰
日本オラクルの中の人(平社員)です。
ここで示されている見解は私個人のものであり、所属会社の見解を反映したものではありません。
ぶっちゃけるとOCIやOracle Linuxの利用量が増えようと、特に評価に影響しない部署にいるので、この記事は完全に趣味です。